ついに始まったエベレスト街道のトレッキング。
この記事ではシヴァラヤからルクラまでの道のりをレポート!
余りにも写真も多かったので、このセクションも、”その1〜その3”に分けて紹介させて頂きます。
諸々含めて2〜3時間はレストタイムなので実働時間はこれを差し引いてみて頂ければと思います。
2019年11月現在では100Rs ≒ 95円くらい。
なので、100Rs(ルピー)は日本円で100円しないくらいの感覚で見て頂ければと思います。
1日目:シヴァラヤ – デウラリ峠 – バンダール
1日目
シヴァラヤ – デウラリ峠 – バンダール
行動時間:約6時間半(休憩など含む)
- コースタイムはこちら
- 6:00 起床
7:00 シヴァラヤ 発12:00 デウラリ峠 着
13:30 デウラリ峠 発
15:45 バンダール 着
さあ遂に始まりました。
これから約20日間の長い山旅。
どんな景色や出会いが待っているのでしょうか!
シヴァラヤを出発し、歩き始めると早速待ち受けていたものは。
「Hey!,Hello!」
すぐにチェックポストがあり早速呼び止められました。
ここでパーミットの支払いと、パスポートなどの情報の記入を行います。
パーミット(入域料)の値段は3,000Rs!
最初カトマンズで聞いていた値段は2,000Rsだったので
値上がりしたのかなあと思っていましたが、
このパーミットはジリ・シヴァラヤ〜ルクラ間で必要なローカルパーミットという事が判明。。
つまり各区間で入域料みたいなものがあるらしく、その場その場の自治体や管理している団体に払わないといけないらしい。(つい7年前まではTIMSとサガルマータ国立公園のパーミットのみで大丈夫だったんだけど。。)
カードでの支払いはできないので
現金が無いと通過できません。
10日目あたりにあった3箇所目の関所でパーミットを支払える手持ちの現金がなく、危うく通過できなくなるところでした。
3,000Rs (2019年現在)
気を取り直していざ出発。
シヴァラヤからはいきなりの急登。
久しぶりに体を全力で動かしているので、トレッキング開始早々息切れが激しいです。。
WAY TO DEURALI(デウラリ)
民家の横をトレイルが走っています。
天気も良さそうで気持ちのいいトレッキングができそう。
4時間くらい歩き、デウラリ峠に到着!
さあここでランチタイム。
オーダーしてから食事が出てくるまでは40分くらいかかり、時間のロス。
そして体が、だいぶ冷えてしまいました。。
今回はモモ(水餃子)を頼んだので時間がかかったのかも。
時間がなくて急いでいる時は、早く出てくる即席麺とかがオススメです。
今日はティハールというお正月のような大きいお祭りの為、
宿やレストランが数軒閉まっていました。
デウラリ峠からバンダールの村までは約2時間ほどの下り。
早い人だったら1時間半も掛からないでしょう。
今日の目的地、バンダール(2,190m)へ到着!
村のあちこちに桜が咲いていました。
今日の宿。手前に見えるオレンジ色の花はゴールドマリーで、お祭りなどで使われる玄関の飾りなどに使われます。
本日の夕飯。
左は”Pasta with Cheese”という名の、少し茹で過ぎじゃない?くらいの硬さのパスタの上にチーズをふんだんにトッピングした料理。頂きますと同時にテーブルの端にあったケチャップを使わせて頂きました。
右はライスと、ダル(豆)スープとジャガイモと葉っぱの炒め物。
肉料理はほとんど無くて、こんな感じの料理が多いです。
宿代:500Rs Wi-fiフリー コンセント有り
➡︎宿代は少し高いけど部屋で充電がし放題だったので良し。
【価格参照】
・BLACK TEA 50Rs
・ダルバート 380Rs
・BEER 400Rs
2日目:バンダール – キンジャ – セテ
2日目
バンダール – キンジャ – セテ
行動時間:約8時間(休憩など含む)
- コースタイムはこちら
- 8:00 バンダール 発
11:15 キンジャ 着12:30 キンジャ 発
16:30 セテ 着
バンダールからキンジャまでは地震の影響で道が崩落し、ルートのマーキングもあまりなく判りにくくなっていました。
今回はたまたま他のトレッカーのポーターがいたので道を教えてもらえましたが、何か雰囲気が違うぞ?とか、不安を感じたら、とにかく人に道を聞くのが一番だと感じました。
遭難までは行かないですが、道を間違えると全然違う村に行ってしまったり、農道の先には畑になっていたりと、また元に戻って再開するのも大変です。
前回同じ道を通った際は、ほとんど迷う事が無かったのですが、震災の影響でルートが崩落した影響で変わっていたり、そもそもこのルート自体トレッカーの数が少なくなってきてしまった為に、トレースが判りづらかったり、トレッカーの需要が減った為、ホテルが廃業に追いやられていたりという変化を目の当たりにしました。
後ろを振り返ると右奥には昨日越えたデウラリ峠と、その下にバンダールの村が見えました。
キンジャまでは豪快に流れる川を見下ろしながら下っていきます。
歩くこと約2時間、奥側にキンジャの村が見えてきました。
しかし、ここからが正念場。
ついにキンジャ(1,630m)に到着。
ここにもチェックポストがあります。そして何故か待ち伏せているギャラリー。
ポリスや村人やその子供、皆揃ってガン見。
また、パーミットの支払いかあ、、、と思っていたらここでは必要事項の記入のみ。
トレッカーの姿は少なくどこか寂しい村。
一部のロッジは地震の影響によって倒壊していたり、廃業せざるを得ない状況になっていました。
長くなるであろうランチタイムはトレッキングシューズとソックスを脱ぎ捨てて
リラックスモードに!
ランチタイムを終えて、キンジャからは鬼の急登。
一気に1,500mの高度を登っていきます。
山を登り切ったかと思えば、また山が姿を表し、、、。
夫婦無言で黙々と登っていきます。
天空の学校。今日は休日だったけど、学校に集まってみんなでバレーボール。
「やせいのウシがあらわれた」の画。
今日の目的地、セテ(1,790m)に到着!
お疲れ様でした。
セテの村にはロッジが4軒ほど。
一通り各ロッジを見て回りましたが、一番手前のロッジがしっかりとした石造りで快適そうだったので、今日の宿はここに決定!
ダイニングはこんな感じ。
寝る時以外は大体この共用スペースでダラダラしている事が多いです。
夕食後、歯を磨きに外へ出たら、曇っていた空が晴れて星空に変わっていました。
奥にはバンダールの村の明かりが見えました。
途中停電になって、村中の明かりが消えてしまっていました。
宿代:300Rs Wi-Fi、コンセント無し
【価格参照】
・BLACK TEA 70Rs
・ダルバート 495Rs
・Veg Fried Rice 450Rs
3日目:セテ – ラムジュラ峠 – ジュンベシ
3日目
セテ – ラムジュラ峠 – ジュンベシ
行動時間:約11時間(休憩など含む)
- コースタイムはこちら
- 7:45 セテ 発
9:15 ダカチュ13:30 ラムジュラ峠
15:00 ラムジュラ峠 発
18:30 ジュンベシ 着
セテを出発して、途中尾根沿いにあるダカチュ(2,985m)を通過。
この村までは1時間半ほど。
ダカチュにはロッジが3軒ほど。
セテより標高が高く、眺めが良いので2日目に頑張ってここまで来るのも有りです。
夕日が特に綺麗です。
ダカチュを通過して、、ダカチュからの登りがキツい!
気づいたら植生がガラッと変化していました。
どうやらシャクナゲの木の群生地のようです。
なかなか見えて来ない峠。
やっとこさ長い登りを登り終えると、景色が一気に開けます。
奥に見える陽のあたっている所らへんが、ラムジュラ峠(3,750m)!
こう見えて意外とまだ距離がある。
ラムジュラ峠で調理込みの1時間半にも及ぶロングレストを終え、、、
出発する時はすでに3時。
あとはひたすら下っていくだけ。
峠から下ると一旦樹林帯に入ります。
そして樹林帯を抜けると農村地帯へと景観が変化していきます。
数時間の間にこんなにも景観が変化するのは
このセクションの醍醐味です。
ジュンベシはまだ先。
しかしこの時すでに5時前になってしまい、辺りはだんだん暗くなってきてしまいました。
ジュンベシに着く頃にはヘッドランプが必要なくらい暗くなってしまいました。
道も暗くて判りづらく、長丁場の行程で疲れがきている中で
この状況は完全にミステイクでした。反省。
この岩が見えればあと少し。
ジュンベシに着いたのは18:45。
いつも通りだったら既に晩ご飯を食べている頃。
今日はかなり行動時間が長かったのでご飯を食べて直ぐにベッドイン。
疲れが明日に残らない事を祈るばかりです。
ロッジの写真は次の日の朝撮りました。
ジュンベシの村の手前にある大きなロッジです。
宿代:300Rs Wi-Fiは別料金、部屋にコンセント有り
【価格参照】
・BLACK TEA 80Rs
・ダルバート 550Rs
・Veg Fried Rice 450Rs
・BEER 500〜600Rs
・COKE 250Rs
後半に続く。
初めて見た方は、是非下記の記事もチェックしてみてください!