前回の記事ではジョージアのトビリシ旧市街やカズベキの観光について紹介させて頂きました!
今回はトビリシから車で1時間以内でいけるジョージアの古都と言われているムツヘタの観光スポットと、ジョージア第二の都市と言われているクタイシの観光スポットについて簡単に紹介させて頂きます。
古都ムツヘタの観光スポット
ムツヘタには歴史的建造物群として世界遺産登録されているジワリ修道院とスヴェティツホヴェリ大聖堂などがあり、美しい街並みが今でも残されているムツヘタは古都とも言われています。
ムツヘタへの行き方
トビリシのDidube(ディドゥべ)駅のロータリーからバスや乗り合いバン、タクシーなどで行く事が出来ます。
ムツヘタの街が一望出来る一番オススメの”ジワリ修道院”へは、ムツヘタに着いて街からタクシーでいく必要があります。(15〜20ラリ)
なのでトビリシからバスでいく場合は
- トビリシ → ムツヘタ バス
- ムツヘタ ⇔ ジワリ修道院 タクシー(往復)
- ムツヘタ → トビリシ バス
というような感じになります。
僕たちは毎度の事ながらDidubeに着いてタクシーの客引きに捕まりましたので、ひとまず話を聞いてみる事に。
ジワリ修道院まで行きたくて、トビリシからムツヘタ、そしてジワリ修道院と込み込みでいくらか聞いた所、
トビリシ ⇔ ムツヘタの往復(丘の上のジワリ修道院込み)で2人で30ラリ(1100円くらい)で行ってくれるとのこと。移動もバスより楽なので1人15ラリで行けるならいいか!という事でタクシーに決定!
ムツヘタに着いてタクシーを探したりする手間&値段があまり変わらなそうだったので、タクシーをチャーターして”ジワリ修道院”と”スヴェティツホヴェリ大聖堂”(未だに名前を発するのが難しい笑)を回ってもらう事にしました。
Didubeのバスターミナルはコチラ。生鮮食品を売っている市場やパン屋などが立ち並んでいます。朝出発が早い人は出発前にパンを買って車の中で食べるのもいいかもしれません♪
ジワリ修道院 世界遺産
Didubeのバスターミナルから車で30分ほど、最初に向かったのはジワリ修道院という丘の上にある教会。
ジワリ(ジュワリ)は十字架という意味で、ジョージアにキリスト教を伝導した聖女ニノが十字架を立てた場所と伝えられています。
四つ葉型をしたこの教会の建築様式はジョージアの数々の教会のモデルになっているそうです。
教会は外から入る光と、窓や扉の影のコントラストが綺麗ですよね。
教会の中央に十字架が立てられている珍しい形式だそうです。
そしてこの丘からの景色は絶景!ムツヘタの街を一望することが出来ます。
二つの川が合流する場所を上から望めるのは珍しいかも??
このあと行く”スヴェティツホヴェリ大聖堂”も見えました。
スヴェティツホヴェリ大聖堂 世界遺産
ジョージアで最古の教会であり、2番目に大きい教会。
4世紀ごろ元々は木造の小さな教会だったそうですが、11世紀ごろに石造りの建物に再建されたそう。4世紀というと日本では古墳時代にあたります!
スヴェティツホヴェリは”生きている柱”という意味。
キリストが磔に処された際の衣着の一部を持ち帰ったものが埋められていると伝えられていて、その衣着に触れた女性が亡くなり、そのまま埋葬されたところ、そこから木が生え、教会の建設に使う七本の木のうち、祈りを捧げられた1本は宙に浮き教会を支える台座になったそう。その柱から聖油が染み出し、人々の病を治したという伝説から”スヴェティツホヴェリ”という名になったそうです。
教会の内部にはたくさんのフレスコ画が残されています。
聖堂の周りは城壁に囲われていて外にはお土産屋やレストランが立ち並んでいます。
今回は行けなかったのですが、近くには”サムタヴロ修道院”というこちらも世界遺産登録されている修道院があり、歩いていくことが出来ます。
クタイシの観光スポット
ジョージア第2の都市といわれているクタイシ。クタイシは首都トビリシから220km程離れた場所にあり、ここもまた歴史ある教会を中心として見所ある観光スポットがあります。日帰りでの観光は難しいので(行けなくはないと思いますが)クタイシで1泊してトビリシに戻るか、その先にあるバトゥミに抜けていくルートもオススメです。
クタイシへの行き方
乗り場はお馴染みDidube(ディドゥべ)駅のバスターミナルから!
クタイシはトビリシから乗り合いバンで12ラリ(460円くらい)
3時間半から4時間の道のりになります。これだけ乗って運賃が500円以下とは驚きです。。
クタイシについてからはゲラティ修道院、バグラティ大聖堂の2箇所をタクシーをチャーターして回りました。
ゲラティ修道院 世界遺産
クタイシに着いてまず向かったのはゲラティ修道院。市街地から車で30分ほど行った丘の上にあります。
中世グルジア建築の傑作ともいわれるゲラティ修道院は1106年に建てられたもの。
当時はアカデミーにもなっていたらしく、ジョージアを代表する科学者や神学者、哲学者を擁していたそうです。
それでは中に入ってみましょう。
入ってみると厳粛な空気が漂っていました。
上を見上げるとフレスコ画が壁一面に隙間なく描かれています。
鳥肌がたったのを覚えています。
一部はスレているものの、ここまで繊細な絵がまだ原型をとどめているのも素晴らしい。
息を呑む美しさです。ついつい立ち尽くして見入ってしまいました。
コチラは入口側。
ゲラティ修道院、ジョージアに来たらぜひ言って頂きたいオススメの場所です。
予習して行かなかったのでいい意味で期待を裏切られました。
バグラティ大聖堂 元世界遺産
次に向かったところはバグラティ大聖堂。ターコイズブルーの屋根が特徴の聖堂。
11世紀初頭に建てられ、17世紀末にオスマン帝国の攻撃を受け大破。
1994年に世界遺産に登録がされたのですが、その後の再修築の際に持ち上がった世界遺産らしからぬ再修築案(当時のデザインや工法、科学的根拠を考慮しなかった)で修築を進めてしまった為に2017年に登録が抹消されてしまった元世界遺産。
当時から残るのは外壁のみで他は修築済。ハイブリッド感が垣間みえます。
元世界遺産。
しっかりとした修築が出来たことによって信者たちに今でも利用され続けているというのは価値ある事かもしれませんね!
ここもまた、クタイシの街を一望することが出来ます。
まとめ
いかがでしたでしょうか??トビリシ以外にも見所がいっぱいのジョージア!簡潔ながらムツヘタとクタイシの観光スポットを紹介させて頂きました。
トビリシにあるDidube駅のバスターミナルから色々な場所に気軽にいくことが出来るので、ぜひ時間があれば行ってみて下さい!
時間がない方はカズベキのここは抑えておきたいですね。