今回の旅の中でのビッグイベントの一つ、エベレスト街道のトレッキングに約20日間行ってきました。
(2019年10月27日〜11月15日)
首都カトマンズからジープという名の乗り合いバンに10時間オフロードの中を移動して、農村部から始まり山あり谷あり、最高到達地点はカラ・パタール5,545m。目の前に広がる距離感覚が麻痺するような岩山、そして宇宙から地球を眺めているかの様なダイナミックな風景を自分たちの足で見に行く事ができました。
エベレスト街道まとめ記事について
今回のトレッキング、約20日間の長旅を一記事でまとめると大変な事になるので、
各セクション毎、計4章に分けて歩いた記録を紹介させて頂きます。
序章. カトマンズ ➡︎ シヴァラヤ編
第1章. シヴァラヤ ➡︎ ルクラ編
第2章. ルクラ ➡︎ ナムチェ編
第3章. ナムチェ ➡︎ カラ・パタール編
第4章. 帰路編
※1章と2章の”ルクラ”ですが、実際通過した場所は”サルケ”という場所になります。
分かりやすくする為に”ルクラ”と表記しています。
序章:カトマンズからオフロードの道を進む事10時間。トレッキングの始まりの地、シヴァラヤまでを紹介。
第1章:緑豊かな農村部の生活路を進んでいけるルクラより下のルート。ルクラの下までは6日間。トレッカーも少なく、現地の人との距離がより近く感じる事ができるルートの紹介。
第2章:一番トレッカーが多い王道ルートに合流。物流の多さと、山の中の都市ナムチェの発展ぶりに驚き!渓谷沿いの道から息を切らしながら急登を登ったナムチェまでを紹介。
第3章:ついに到達した4,000m〜5,000mの山域。歩いていると自分の深い息と風の音しか聞こえないような天空のトレイル。最終目的地である、カラ・パタール(5,545m)までを紹介。
第4章:復路。ロブチェからナムチェ、そしてルクラまでの道のりをざっと紹介。
こんな感じで、主に歩いたルートのコースタイムを中心に写真を交えて紹介させて頂きます。
その他、歩いた記録以外の情報として、宿の情報、この山旅での出費などを纏めた記事、装備、準備編なども順次掲載していきますので、ぜひお役立ていただければと思います。
2019年11月現在では100Rs ≒ 95円くらい。
なので、100Rs(ルピー)は日本円で100円しないくらいの感覚で見て頂ければと思います。
【移動日】カトマンズーシヴァラヤ
移動時間:約11時間(休憩など含む)
- コースタイムはこちら
- 04:00 タメルのホテル出発
04:30 バスターミナル到着
05:30 バスターミナル出発
16:30 シヴァラヤ到着
今日は移動日。カトマンズから車でトレッキングを始めていく最初の村まで行きます。
ホテル近くのクラブの音がまだガンガンなっている夜更け。
まずはバスターミナルに向かうためにホテル前でタクシーを拾いました。
タメルからバスターミナルまでは500Rs程
バスターミナルには朝早いのに大勢の人で溢れかえっていました。
というのも、今回移動するタイミングがネパールの”ティハール”という大きなお祭りとバッティングしてしまった為、皆カトマンズから田舎に帰る帰省ラッシュ。
出発前夜のタメル。電飾できらびやかに!
今回お世話になる乗り物はコチラ。
JEEEEEEP!
ジープというワードに期待はしていたのですが、
いざご対面して、あ、そういうやつね。。と全てを悟りました。
ジープ運転手、アテンド含めて10人の乗客。明らかに定員オーバー。。。
ポリスに摘発されないようにと、検問の前にアテンドの人が降りて、検問後まで歩いて乗車人数を調整。
3人シートに4人。座った感じ、シートのフィット感が最悪です。当然リクライニングは出来ない上に足も伸ばすこともできず、工事現場のような未舗装路含む悪路を10時間。出発前日に痔になったひょっとこ、夫にとっては辛い移動となりました。
道中は舞い上がる砂埃がとにかく凄い。着く頃には鼻の穴が真っ黒に。
ともあれ今日は年に一度の大きなお祭り、ティハール当日の為、何とか移動手段を確保できただけありがたい。
・ジリへ行く場合はローカルバスを利用。1,000Rs
・車チャーターの場合はいずれも10,000Rs~
途中お昼ごはん休憩があり、チャパティwithダル、70Rs
パッケージのイメージを裏切るチップス50Rs
揺られて揺られて車内はトランポリン状態の中、寝る暇もなく、、
無事にジヴァラヤに到着!ああ、、ケツが割れそう。
今回トレッキングの起点となるシヴァラヤの村はこんな感じ。
ロッジは4、5軒あります。
宿代:200Rs Wi-fiフリー
【価格参照】
・BLACK TEA 50Rs
・ダルバート 380Rs
・BEER 400Rs
宿代が200Rsって!安過ぎませんかね。
そうなんです。宿代は安い代わりに、夜ご飯と朝ご飯は泊まったロッジにて食べなくてはいけないんです。まあ外に出てもレストランだけのお店っていうのは無いんですが。
標高が上がるにつれて物価がどんどん上がっていきますので
その辺も楽しみに見ていただければと思います。
ミネラルウォーターは1リットルで80Rs。
5,000mのロッジではいくらになっているでしょうか!
初日の泊まる部屋。
ああ、この感じ懐かしい。。。(ひょっとこ、夫は2回目の為)
部屋鍵はどこも南京錠のみ!壁はベニヤ版なのでイビキも聞こえてきます。
日当たりがいいダイニング。まだシヴァラヤでは寒くありませんでした。
長距離の移動でお腹が減ったので、チャパティとチベタンブレッドを注文!
チャパティは薄いナンのようなもので、チベタンブレッドは揚げパン。
ハチミツを塗りまくって食べます。
「 . . . 。」
ティハールの真っ只中ということもあり、泊まったロッジでも電飾や、マリーゴールドの装飾、玄関先には神様が入ってくるようにランゴリという装飾を施してありました。
家よってデザインが違うランゴリ。
村中の子供が集まって踊ったり、歌ったり夜遅くまでお祭りは続いてました。
さあ明日からいよいよエベレスト街道のトレッキングがスタート!
どんな景色が待っているのでしょうか。
前夜祭として、これから価格的に飲めなくなってくるであろうビールを飲み納めて、就寝。
それでは次回もお楽しみに!