ジリ・シヴァラヤ – ルクラ編の最終章に突入です。
ついに山に入って1週間がたちました。相変わらず農村部の綺麗な景色が続く楽しいトレイルを歩いています。しかし後半は”ドンキー地獄”にハマり行動時間が9時間くらいになる日も。。。
今回もぜひ最後までお付き合い頂ければと思います♪
前回までのハイライトはこちら
諸々含めて2〜3時間はレストタイムなので実働時間はこれを差し引いてみて頂ければと思います。
2019年11月現在では100Rs ≒ 95円くらい。
なので、100Rs(ルピー)は日本円で100円しないくらいの感覚で見て頂ければと思います。
6日目:マニディンマ – ジュビン – ブプサ
6日目
マニディンマ – ジュビン – ブプサ
行動時間:約8時間半(休憩など含む)
- コースタイムはこちら
- 7:30 マニディンマ
9:30 大きい吊り橋10:15 ジュビン
12:00 ジュビンを登り切ったところ 着
13:15 ジュビンを登り切ったところ 発
13:45 カリ・コーラ
14:00 ブプサ下の吊り橋
15:15 ブプサ
快適なマニディンマの宿を後に、今日も足を進めていきます。
流石に朝は寒くなってきて、歩き出しは長袖か半袖にジャケットを羽織ってのスタート。
マニディンマから長い吊り橋のある渓谷まではひたすら下り。
吊り橋までは比較的ラクな道で、畑を横目にゆっくり下っていきます。
一旦雰囲気のある樹林帯に入ります。
マニディンマを出て約2時間ほどで吊り橋に到着!
地図上の表記だと”suspension bridge”とあり109mの長さだそうです。
標高は1,500mでマニディンマからは約600mほど下ってきたことになります。
後ろを振り返るとこんな感じ。この先何回も吊り橋はあるのですが、吊り橋を渡るたびにテンションが上がります。
吊り橋を渡り、今度はジュビン(1,680m)という村まで登り返し。
ジュビンには花が至る所に咲いていて目を楽しませてくれました。
ジリ・シヴァラヤ – ルクラ間の農村部でよく見る形式の家。
ジュビンの村の始まりからジュビンの村の上までは約2時間の登り。
ようやく終わりが見えました!
中々辛かったです。。。
ここでランチタイム!
日当たりが良くて昨日洗って乾かなかった服と靴下を乾かしながら休憩。
左上に見える小高い丘の上には小さな寺院があり、眺めがいいのですが今回は休息に徹する事に。
Vegフライドライスwithチーズ。
ご飯を野菜と一緒に炒めて、仕上げにチーズを振りかけただけの料理。と言っては失礼かもしれませんが、、、。ものすごく美味しくて瞬殺でした。
疲れた体が濃い味の食べ物を欲していました。
料理が出てくるまで45分。それを加えた1時間半という長いランチタイムを終え、次に進んでいきます。
少し歩いていくと、カリ・コーラという村に入っていきます。
カリ・コーラは大きな村で、古いゴンパや銀行、衣類品(現地の人向け)などを売っている商店などもありました。
この辺はフラットな場所が多いのでスイスイ進んでいきます。
カリ・コーラを過ぎるとまたもや吊り橋。
ここを渡ると今日の目的地、ブプサまでの最後の登りになります。
登り返しが始まりました。
急斜面の未舗装の道!落石と足の踏み外しに注意しながら登って行きます。
対岸には歩いてきた道とカリ・コーラの村が!
下の吊り橋から1時間ほどでブプサ(2,059m)に到着!
ブプサには5、6軒ロッジが密集して並んでいます。
一番景色が良さそうで、庭が大きいロッジを発見!今日はここに泊まる事に。
ロッジの庭からの眺めは最高!
夕日が見れたらラッキーです。
宿代:300Rs Wi-Fiフリー
【価格参照】
・BLACK TEA 60Rs
・ホットウォーター 50Rs
・ダルバート 400Rs
・Veg Fried Rice 330Rs
・フレンチトースト 280Rs
日が出ているうちに洗濯や、体の洗える部分を全力で洗います。
気持ち良すぎてここを”天空の洗面スペース”と名付けました。
リビングからの眺めも良し!
夜は昼間歩いてきた道沿いにある家の明かりが遠くまで見えます。
部屋は窓が大きく、景色も最高でした!
7日目:ブプサ – パイヤ – サルケ
7日目
ブプサ – パイヤ – サルケ
行動時間:約9時間半(休憩など含む)
- コースタイムはこちら
- 7:30 ブプサ
11:30 パイヤ12:45 パイヤ
14:00 サルケまでの折り返し
16:00 サルケ
山に入ってついに1週間が経ちました!
山の中での生活にも慣れ、体を洗わない事にも慣れてきました。
道に落ちているヤクのウンコを踏む事にも何ら抵抗がなくなってきました。
今日の行程はルクラの下まで行き、明日以降はエベレスト街道の王道ルートに合流して行きます。
朝起きてロッジの庭からの眺め。
昨日歩いてきた道が遠くに見えます。
出発後すぐに現れた崩れかけた土の道。工事現場の横を通って行きます。
大型の重機が珍しいのか皆釘付け。
そこで止まらないでほしい。。
少し上まで上がるとナムチェ方面の谷が見えてきました!
なぜ今日の行程が9時間半も掛かったかというと、原因の全ては彼らによるものです。
そう、ルクラ(空港がある主要な村)に近くなるにつれて、物資の運搬の往来が激しくなってきます。
物資を運ぶのはドンキー(ロバ)。
ドンキーは10頭〜20頭くらいの隊列を組んで、ガスボンべや水、食料品、石、土、何でも運びます。
その隊列が狭い登山道を歩き、登りと下りの隊列が鉢合わせたりするとそこはまさにドンキー地獄。身動きが取れなくなってしまうんです。
一旦パイヤという村まで下りが続きます。
パイヤまでの下りは楽なのですが、登りは単調で辛そう。。。
ブプサを出発して4時間。パイヤの村に到着!
お昼ご飯はここに決定!
ロッジの壁にでかでかと描かれたWIFIの文字!
今やWIFI集客は必須のようです。
Wi-Fiはフリーで使えるところもあれば、200〜500Rs(場所によってまちまち)払って利用するところもあります。
ランチに頼んだのは”シェルパシチュー”というもの。
家庭料理的な感じで宿によって入っている具材は違いますが
野菜とワンタン、お米などが全部一緒になった雑炊的な食べ物。
別のところでは麺とご飯が一緒に入っていたり。。
とにかくかなりボリュームがあって手っ取り早くエネルギーを摂取できます。エベレスト街道では何度も見かけるメニューなので是非一度は試しに食べてみて下さい♪
今日の行程はまだまだ続きます。
気を取り直していざ出発!
数十分後。
ハマりました。
”ドンキー地獄”
やっと行ったと思ったら、今度は上からやってきました。
道幅が狭いので中々身動きが取れず、ここでも時間のロス。。。
このセクションを歩いていて5〜6回は足止めを食らったかもしれません。
うまくかわして行きましょう。
その後歩いていると、ルクラの空港に向けてアプローチしていく飛行機が間近に見えるようになってきました。
そして奥の日が当たっているところがナムチェ方面!いよいよメインへ合流です。
長くて単調な下りを降る事4時間、、
ようやく今日泊まるサルケ(2,290m)が見えてきました!
この下りは単調でシンドかったー。
サルケにはロッジが3件ほど。
宿泊者は僕たちだけで貸切り。
静かな夜でした。
健脚の人はこの先サルケからおよそ2時間くらい登った”チャウリカルカ”という村まで行ってもいいかもしれません。
宿代:200Rs Wi-Fiフリー
【価格参照】
・BLACK TEA 50Rs
・ホットウォーター 30Rs
・ダルバート 450Rs
・Veg Fried Rice 300Rs
・ツナピザ 550Rs
さて次回は、エベレスト街道に行かれる方の大半が利用するルクラ〜ナムチェまでの王道ルートに合流!人の多や物流の多さに驚かされました。
次回の更新も気長にお待ちいただければと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました♪