1週間に及ぶ、ジリ・シヴァラヤ – ルクラ間の農村部のトレッキングを終え、ついにメインルートへと合流していきます。まず目指すところは天空の文明都市”ナムチェ”。ビールが飲みたい!洗濯がしたい!シャワーを浴びたい!欲だらけの2人を待ち受けていたものは!
諸々含めて2〜3時間はレストタイムなので実働時間はこれを差し引いてみて頂ければと思います。
2019年11月現在では100Rs ≒ 95円くらい。
なので、100Rs(ルピー)は日本円で100円しないくらいの感覚で見て頂ければと思います。
8日目:サルケ – パクディン – モンジョ
8日目
サルケ – パクディン – モンジョ
行動時間:約9時間(休憩など含む)
- コースタイムはこちら
- 7:30 サルケ
9:15 チャウリカルカ10:00 ルクラルートに合流
11:15 チュッタワ 着
12:15 チュッタワ 発
13:00 パクディン
14:15 トクトク
15:15 チュモワ
15:45 モンジョ
今日で農村部のトレイルは終わり、ルクラからのコースと合流していきます。
泊まったサルケからチャウリカルカまでは登り。
ルクラに近づいて心なしか道が広くて綺麗になってきています。
村には学校があって、子供達が通学する道を一緒になって歩いていきます。
ナムチェ方面の看板が出てきました!
ゲートをくぐっていきます。
中はこんな感じ。
往路、復路共に右手を使ってマニ車を回せるように門の両側に設置されています。
チャウリカルカへ到着。
チャウリカルカには数軒のロッジをはじめ、大きなゴンパや学校があります。
この辺りから大きな”マニ石”が多くなってきました。マニ石はチベット仏教の祈りの形として、石や岩にマントラが刻み込んであります。
左手に川を眺めながら歩いていきます。途中小雨が降ってきて、かなり寒かったです。雨に降られたのは今回が初めて。まさか降るとは思っていませんでした。
正面に見えるのはパクディン。ロッジというスケールを越して大きなホテルが建っていて、お金持ちのツアー客向けのホテルといった感じでした。
パクディンを過ぎて進んでいくと、チェックポイント?!
シヴァラヤでゲットしたチケットを提示するも、これでは通行できないらしい。ここでは新しく別のパーミットとして通行料を払わないといけないらしく、まさかの2000Rsの入山料の支払い、、、
一回だけって言っていたじゃないか。。
しかもこの先のモンジョの先でも3000Rsの入山料を支払わないといけないって?!
げ、現金が無い。。。
田舎から1週間歩いてきてもはや金が尽きそう。
払うのは良いんだけど、現金が無いんです。。。
これは予想していなかった出費。
どうやら各セクションによって通行料を徴収しているようです。こういうのは何処かが統括してやってくれればいいんですが。(これは旅行会社も改善していかなければいけない課題の一つと言ってました。)
シヴァラヤからのルートは3000Rs。全て合わせると8000Rs。
2名様で16000Rs。お金が掛かりますなぁ、、、
クレジットカードは使えず、ここでは残された現金で支払い。
モンジョでカードが使えなかったら、進めないぞ、、どうするお面夫婦。
・ソルクンブローカルパーミット 2000Rs
・サガルマータ国立公園パーミット 3000Rs
支払いの際にはパスポートの提示がありますので、すぐ取り出せる所に入れておくと楽チンです。
モンジョの先でのパーミットの支払いのことが気になりながら小雨の中トボトボ歩いていきます。
「なんかくれ。」と尻尾を振りながら延々と付いてくるイヌ。
道中の商店で休憩。素晴らしい陳列!
買った”オレオ”がシナっとしていて裏を見たら賞味期限は半年前。まあ糖分が摂れれば関係ないんだからね!
手持ちの現金も残りわずかになって次のチケットは払えない残金で、ドキドキしながらモンジョへ到着。クレカが使えなければ終わる。
ナムチェに行ってしまえばATMがあるから問題ないんですが。。。
道を歩きながら、ロッジのドアを2度見してしまいました。
あ、あった〜!!(涙目)
しかもJCBが使えるって?!
とんだ都会にやってきてしまったようです。
とりあえず今日はカード支払いで泊まれることに。
しかし、明日のモンジョの3000Rs(二人で6000Rs)は払えない。
そこで考えついた名案は
”宿でのカード支払いに金額を上乗せして現金をキャッシュバックしてもらおう作戦!”
現金がない私たちはこの宿で泊まった代金に上乗せして、6000Rsを払う代わりに現金で6000Rsを受け取り現金を作ることに成功!
お願いした方はロッジを取り仕切っている、いかにも仕事ができるおばちゃん。
お願いするもすぐに状況を理解してくれました。
話が早い!理解がある方で良かった。
これで次に進むことが出来ました。
ここモンジョの宿では、クレカが使えるのを良いことに1000Rsの部屋へ。
コンセント有り、部屋の中にトイレ、シャワー付き。
Wi-Fiは24hで500Rs
この宿は各種カードが使えますが手数料が13%掛かりますw
今回は仕方がなかったので目を瞑ることに。。
宿代:1000Rs Wi-Fi 500Rs
【価格参照】
・ホットウォーター 50Rs
・ベジフライドライス 450Rs
・フライドポテトwithチーズ 450Rs
・ブラックティー 80Rs
・ココナッツビスケット 120Rs
・ミネラルウォーター 150Rs
ロッヂのダイニングは30人くらいのトレッカーで溢れかえって厨房もフル稼働。
昨日泊まったロッジは誰一人泊まっていなかったのですが、ルクラルートに合流して宿も登山道も賑やかになってきました。
日本人のグループも今回初めて遭遇。
9日目:モンジョ – ナムチェ
9日目
モンジョ – ナムチェ
行動時間:約9時間(休憩など含む)
- コースタイムはこちら
- 7:30 モンジョ
8:00 ジョルサレ8:45 ナムチェ下の橋
9:45 トイレのところ
11:00 ナムチェ
モンジョを出て、すぐにチェックポイントがあります。
サガルマータ国立公園のパーミット3000Rsを支払い。
クレジットカードは利用できないので、現金を用意しておきましょう。
チェックポイントをすぎると一気に谷まで降っていきます。
地球1周分くらいありそうな量のトイレットペーパーを運ぶポーター。この量は初めて見ました。
途中吊り橋を渡っていきます。
しかし、ヤクやドンキーの隊列と鉢合わせるとすれ違いが出来ないので、通過待ちが多々あります。この列は短いほうかな。。
なんと遊歩道的なものが新設されていました!
フラットすぎる道。
カトマンズの街中より歩きやすいぞ。
流石はメインルートだけあって登山道の整備がしっかりされています。
これまでに払ってきたパーミット代などがインフラ整備に使われているみたいです。
前方に大きな橋が見えてきました。
あの吊り橋を渡るとナムチェまでの最後の急登が待ち受けています。
コンクリ造りの急な階段を登り切ると橋に辿りつきます。
すごく綺麗!しかしすごく辛い幅の階段。
ここを渡るとナムチェまでの最後の登りになります。
その高度差およそ600m。この坂はかなりキツイと言われていますが、これまで1週間間歩いてきた僕たちにとっては余裕すら感じる登りでした。いや、でも辛かったですよ!
吊り橋は二段構え、と思いきや。下の橋は昔使われていた吊り橋のようです。
吊り橋を渡り、松林の道を何度も折り返しながら高度を上げていきます。
途中トイレがある休憩スポットがあります。吊り橋からここまでは約1時間ほど。
ここで小休止をしたのち、ラストスパート!
ナムチェ手前でパーミットのチェックポイントがあるので、ローカルパーミットとサガルマータのパーミットの提示をします。ここにも公共トイレがありました。
チェックポイントをすぎてしばらく林間部を歩いていくと、
最後の階段!
階段を登りコーナーを曲がると遂にナムチェが目の前に!
突如姿を現した天空の都市。最終目的地のカラパタール(5,545m)までの中継地点、ナムチェまでくることが出来ました。
お疲れ様でした!!!
(この写真はナムチェの丘の上から撮ったもの)
しかし到着して束の間、まず宿探しをしなければなりません!
ナムチェには数十件と今までと比にならないくらいのロッジが所狭しと建ち並んでいるので、宿探しには根気がいります。
ナムチェでは
- 宿の料金はだいたい500Rs。
- Wi-Fiはフリーのところもあれば500Rsもある。
- ホットシャワーは500Rs前後
- バッテリーチャージは料金制のところもあればフリーのところも。
- 部屋にコンセントがあるところは稀で共用リビングで充電してもらうスタイルが多い。
本当に宿によって様々。なので、まずは立地をベースに探すことにしました!
僕たちが5、6件探し回ってベストな場所を探した末、ようやく良いところを見つけて泊まったロッジは”NIRVANA HOME”(ニルバーナ ホーム)
”NILVANA HOME”はナムチェの中腹くらいにあって、街全体を望められる他、ナムチェを囲う山々も部屋から見ることが出来ます。※ツインツームの場合のみ
とにかく日当たりが良くて、部屋を見た瞬間にここに決めました!
宿代:500Rs
【価格参照】
・ホットウォーター 50Rs
・ブラックティー 80Rs
・ダルバート 650Rs
・トースト 300Rs
・チーズモモ 60Rs
・ヤクステーキ 1000Rs
ナムチェでは高度順応のため2日間の滞在。
アウトドアショップを巡ったり、ベーカリーに行ったり、ビールを飲んだりとゆったり過ごしていました。
ナムチェでの滞在記はまた追ってレポートさせて頂きます♪
最後まで見て頂きありがとうございました!
この記事より前のレポートはコチラからも見れます。宜しければご覧ください♪